"Culture is a vehicle to change the world"
favela邦題 『ファヴェーラの丘』
ドキュメンタリー
Amnesty International Film Festival in Athens, GA
リオジャデネイロのファヴェーラでは、麻薬密売が一番稼げるため、子どもたちは銃を持ち幼い頃から麻薬密売者として育っていく。
それに疑問をもったアンデルソン・サーは、暴力ではなく他の方法で町を変えられないだろうかと考え、彼がたどり着いた答えが音楽である。
彼は「アフロ・レゲエ」という集団を結成し、音楽で町を変えていく。
とても力強い映画だった。
社会変革は日常的な必要性から起こるのだと思う。
以前このBLOGでヒヒョウを書いた『ヴェロニカ・ゲリン』も『PRAY THE DEVIL BACK TO THE HELL』も。
その土地に住んでいて、変革への差し迫る必要性があり、それに適切な方法を見出していく。
このファヴェーラの土地では、それが音楽だった。
打楽器のパーカッションとダンスを取り入れた音楽を、路上、学校いろいろな場所で繰り広げていく。
子どもたちにとって、麻薬ディーラーという社会集団しか選択肢のなかったのが、「アフロ・レゲエ」に入るという選択肢が加わる。
これによって、麻薬ディーラーになる子どもが減ったというのだから、子どもたちがディーラーになる原因としてそこ以外に入る集団がなかったというのは、大きな原因だったのだと思う。
ここで、社会革命に必要なのではないかと思われたのは、カリスマとかっこよさ。
この「アフロ・レゲエ」において変革を始めたアンデルソン・サーは、この集団の中でカリスマ的な存在となっており、映画中の時点においては「アフロ・レゲエ」という集団が組織として町の変革に働いているというよりも、アンデルソン・サーという人物の魅力によって町が変わったという印象の方が大きかった。
そして、かっこよさ。
「アフロ・レゲエ」はトレーラーを見ていただければ分かると思うが、かっこいい。
効果の是非は別として、日本で一時流行ったホワイトバンドも若者にかっこいいと映ったから広まったのだと思う。
若者に対しての働きかけとして、かっこよさって重要なんじゃないかって思った。
映画『ファヴェーラの丘』 official site
http://www.nowonmedia.com/favela/index.html
※トレーラーが自動再生されますので、ご注意ください。
テーマ : 映画★★★★★レビュー - ジャンル : 映画
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