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2008/07/21 (Mon) 12:05
13

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古川日出男の処女作品。

Village Vanguardで出会いました。
古川日出男という小説家の名は知らなかったんですが、小説の冒頭の一文

― 一九六八年に東京の北多摩に生まれた橋本響一は、二十六歳の時に神を映像に収めることに成功した。

に惹かれて、衝動買いしました。

小説は2部構成になっていて、第1部は響一の親戚、関口がザイールから連れてきたウライネという少年と響一の日本での生活、ザイールでの生活を描く。

第2部では、場面は一転して、アメリカ。響一が冒頭の一文を成し遂げる。

未知の新たな小説と出会ってしまった。
色と音と小説の世界とが、脳内にぶわーっと広がる。
先を読みたい、読みたいという欲望に駆られる。

色と音とが、現実を超えた世界観で広がるのは、田口ランディの「7 days in BALI」を読んだとき以来。
先を読みたい衝動にこんなにも駆られるのは、ハリーポッター第1巻以来。

この小説をなんと評すればいいのか、戸惑うばかりですが。
小説の登場人物は知らない謎を、読み手は知っているという逆ミステリー。
日本、アフリカ、南米、北米が同時進行する巧さ。
日本小説的な表現で綴られる1部と、海外小説的な表現(まるで海外小説を邦訳したような)で綴られる2部と。
色彩やサル、コンピューターに関する知識の詳細な記述から生まれるリアリティー。

人間の見、聞き、経験する現実世界がどうやって、脳内に構築されるのかを描き出した小説であったと思います。

分かりやすく、☆で評価するなら、五つ星です。
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