2007/12/28 (Fri) 01:55
パビリオン山椒魚

パビリオン山椒魚


オダギリジョーさんと香椎由宇さんが婚約されましたね。

そのきっかけとなったのが「パビリオン山椒魚」っということで、本日借りて見ましたwww
オダギリジョー主演ってことで、ずっと気にはなっていたんですが、きっと変な映画だろう…と思って、まだ見てませんでした。

思ったとおり、変な映画では、あったと思います。
一般的には。
でも、私個人的には、そんなに変な映画では、ありませんでした。
ストーリーもあるし。
頭がおかしい人が出てくるわけでもないし。

というよりむしろ、この映画すごいでは?
と感じました。

一言で言えば、
「本物とか、偽者とか、どっちでもいいの」

映画中で、香椎さん演じる二宮あづきのセリフです。

この一言を表すために、作られた映画、という感想を持ちました。

話は、動物国宝のサンショウウオのレントゲンをとって欲しいと依頼されたオダギリジョー演じるレントゲン技師、飛鳥芳一が、そのサンショウウオを所持する財団のゴタゴタに巻き込まれていく…というもの。

最初は、オダギリジョーさんの好きな人を見る演技ではない本当の姿はどんなもんなんだろー?と思ってみてたんですが、最後には、そんなこと忘れてストーリーにハマッてました。

どんどん展開していくストーリーと、小気味良い音楽と、面白いフレーミング(この用語は、ないのですが、どう目の前にある空間を切り取るか、ということ)。
そして、思わず笑っちゃうシーン。

すべては、「本物でも、偽者でも、どっちでもいいの」
を表すためにある。
そんな映像です。

コトバじゃ足りない、だから歌で。
コトバじゃ足りない、だから映像で。
といいますが、映像にして伝えたいものを体現したんだなって思った映画です。

作品中で、あづきが芳一に「きもちわるいけど、かっこいー!」と叫んでますが、つまりはそういうことだと思います。
だっさいケド、かっこいい。
わけわかんないケド、かわいい。
そーいうことだろ♪

この作品、かなり好きです。
監督・脚本 富永昌敬
公式HP http://www.pavillion.jp/

テーマ : ★★おすすめ♪★★ - ジャンル : ブログ

2007/12/25 (Tue) 09:20
国家貿易

12月24日、日テレの「NEWS ZERO」で桜井翔さんがうけもってられるコーナーで、昨日は「国家貿易」について、やっていました。

小麦が今年は不作で、また小麦を使った製品の値段が上がるでしょう。
というのの、解説の中に「国家貿易」というのが、出てきました。

国家貿易は、ある輸入物を国家が買い取ってから、消費者に流通するというもの。
こうすることによって、国内のその輸入物生産者を保護する、ということです。

例えば、小麦は、国家が買い取って少し高い値段で消費者に売って、その余剰は国内小麦生産者の保護に充てられています。

勉強になりました。

そして、このニュース見ながら、ふとニュースについて考えました。

この「NEWS ZERO」は深夜11時くらいからやっている番組で、「今日の出来事」という番組終了とともに始まりました。
全体的に、POPなビジュアルにして、日本のニュース番組は、基本メインキャスターとサブ、そして、コメンテイターという形をとっているのですが、それを改革して、メインキャスター7名という形で番組は進行されます。

この試みの意図は、「もっとニュースを身近に、わかりやすく」であると私なりに解釈しています。

今日見た桜井翔さんのコーナーでは、小麦の危機を伝えるために、桜井さんが以前番組の取材でオーストラリアに行かれた際の映像として、オーストラリアの小麦農家の方のコメントがありました。
オーストラリアは、世界第3位の小麦生産国ということで、桜井さんが、その小麦農家の方に連絡をとったところ、大変厳しいとコメントしていたということです。

ここで、疑問に思ったのが、なぜオーストラリアの例を挙げるのか。
小麦生産第1位は、米国です。
米国の現状を取り上げるのが、小麦の危機を、より伝えられるのでは?
と思うのですが…。

オーストラリアの方のコメントを取り上げたのは、VTR素材が既にあったのと、桜井翔さんが連絡を直接とれる小麦農家の方がいるという理由で、小麦農家の方に連絡を取り、そのコメントを伝えることによって、深刻さを伝えるという理由であったとは思います。
速報性と映像の使用が特徴であるテレビニュースは、そのときにある情報と素材でニュースを作り上げなければならない、という側面があります。

ただ、疑問に思うのです。

「NEWS ZERO」自体の、使用グラフィックのPOPさやニュースの新しいキャスター体制の導入は、番組の意図を実行できているように思います。
が、ひとつひとつのニュースの構成までも、視聴者が知りたいと思うところではなく、身近さを重視してしまっては、いけねいのではないか…とふと批評じみたことを思ってしまいました。

2007/12/24 (Mon) 09:27
coffee & cigarettes

ジム・ジャームッシュ監督作品

coffee and cigarettes


coffee and cigarettesを嗜む人々のおりなす会話で構成される、11個のモノクロ・ショートムービー。

私の好きなもの、両方が入っているタイトル+パッケージがよい♪
ってことで、見た映画です。

よい。

内容は、特になく、coffeeとcigarettesとかみ合わない会話、という感じです。

特に、よいなーって思ったのが、どの場面にも出てくるcoffeeで乾杯!のトコロ。
普段、coffeeで乾杯ってしないと思うんですが、カップとカップがぶつかる音が素敵です。

あと、私は教養がなくて、知らないのですが、出演者の組み合わせも面白いものとなっているようです。

DVDでは、監督のinterviewも収録されていて、これまで見るのがオススメ。
もっと、この映画を好きになります。

おもしろそー、でも見る時間ない!という方がHPを見るだけでも、面白いと思います。
cofee and cigarettes

Have a coffe and cigarettes♪

2007/12/21 (Fri) 01:47
Cold Fever

永瀬正敏主演
フリドリック・トール・フリドリクソン監督作品

Cold fever0


話は、永瀬演じる平田アツシがIcelandで死んだ両親を弔うために、両親の死んだ川へと行くロードムービー。

こう書くと、平田は、とても情にあつい男に見えるが、そうではない。
家で、ふと再生した両親のビデオレターを見て、行こうと思い立ち、Icelandへ。

Icelandでは、様々な不思議な体験に出会う。
不思議な女、不思議な少女、親切な老人…。

Icelandが、とても不思議なstrangeな国として描かれている。
白銀の世界に走る、平田の乗る赤い車が雪に映えて美しい。
全世界、みんなじゃないけど、死を弔う。
その弔い方は様々。

ラストシーンの、平田が川で両親を弔っている時に、それを見つめる人物の表情が印象的だった。

映画に求めるものは、人それぞれ。
感動、考えさせられること、美しいこと、面白いこと…。

この映画は、永瀬正敏主演ということで、気にはなっていたが、あまり見る気がしなくて、見ずにいた。

見てよかった。

感動があるわけでもなく、美しいといえば美しいが、広がるのは、ただただ白銀の世界。
笑うような面白いところが、あるわけでもなく、意図的な示唆を含んでいるわけでもない。

では、何なのか。

批評を書いていて、ナニだが、言葉では表現しづらい。

笑いたいわけでもなく、泣きたいわけでもなく、寒いときに、淡々と見たい映画。

2007/12/08 (Sat) 06:53
世界はときどき美しい

秀逸に表現された「世界」と「美しい」

世界はときどき美しい


 世界は美しい。我々は日常の中で、常にそのようなことを感じたりはしない。“ときどき”ふとそんなことを思う。そしてそんな瞬間から、生きることを好きになったりする。「世界はときどき美しい」は、そんな日常の中で「美しい」「世界」をふと感じる時間を、5つのショートストーリーで映像化した作品である。この作品は、ストーリー性があるわけでなく、特別でもないが、秀逸だ。それを思わせるのは、5つのショートストーリーの「世界」と「美しさ」である。
 
5つのストーリーは、一人の主人公のモノローグ(一人語り)によって詩的に構成されている。そのそれぞれの「世界」は、絵描きのヌードモデルをしている女が、道端の雑草を近くにあるのに遠く感じるという「世界」。初老の男が日々を過ごす、バブル崩壊前を思わせるような大阪の酒場という「世界」。ごくふつうの若い女性が、恋人と体を重ね合わせる情事の「世界」。天文学者の若い男性が生活する、宇宙の惑星のひとつである地球のある地点という「世界」。そして、一人暮らしの若い女性が帰る実家の存在という「世界」である。どのストーリーの「世界」も、ある特定の個人が生活の場とするありふれた「世界」だ。
 
 このそれぞれの人々の生活する「世界」の中に、多様な「美しい」が埋め込まれている。ヌードモデルの女の話では、その女の特殊な仕事とは相容れない道端という空間で目にする雑草に、不思議な遠近感を感じるという感覚の「美しい」。初老の男の話では、男の飲む酒、男の行く銭湯、男の小便、街を流れる川という流体と男の生活をクロスさせ、過ぎ行く毎日を表す「美しい」。男との情事を過ごす女の話では、情事をする男と女の肌を映す光とその部屋の道しるべとして出てくる自販機の明かりとのコントラストの「美しい」。天文学者の男の話では、男とその恋人の間に授かる新しい命を、宇宙の生命体のひとつである人間の生命と表すレトリックな表現の「美しい」。そして、一人暮らしの女性の話では、その女性に名前があり、彼女の生活するまわりの全てのものそれぞれに名前があり、それは取って代えようのないものであるという、ヴィトゲンシュタインの言語分析を彷彿させる哲学的な思想の「美しい」が描かれている。
 
 この5つの物語中の、それぞれの主人公の持つ生活、世界観、そしてその中の何に「美しい」を見出しているのか。それを監督は、自身が「美しい」と感じる「世界」と他人が「美しい」と感じる世界の間に存在するギャップを認識しつつ、その中で共有しうる「美しい」「世界」を、8mmカメラという特殊な撮影方法をもって、緻密に、そして誠実な姿勢で、映像、音楽、言葉を用いて表そうと試みた。この一つ一つの詩的な物語5つが組み合わさることによって、単なるショートストーリーの羅列ではない「セカイ」が出来上がっている。このようにして秀逸に表現された「世界」と「美しい」で、見る者に日常に潜む生きることを好きになる瞬間を、思い出させてくれる作品となっている。

2007/12/02 (Sun) 11:45
オレの心は負けてない

11月13日に授業の一環として見たドキュメンタリーです。

これは、16歳のときに朝鮮から従軍慰安婦として日本軍に従軍させられた宋神道(ソン シンド)さんの、国に対する謝罪請求補償の奮闘の作品です。

宋さんの奮闘とそれを支える「在日の従軍慰安婦を支える会」の方々の訴訟の裏側の話でした。

私は、従軍慰安婦問題についてほとんど知らなかったのですが。
現在もニュース等で取り上げられている問題です。

今、争点となっているのは「従軍慰安婦は国が管理していたのか」という問題。
これについて、過去国が認めたことはありません。
前首相の「強制性は狭義の意味でのみだった」との発言で世界、特にアメリカで物議を醸しました。

このドキュメンタリーで、一番目立つのは宋さんのキャラクターです。
私は、勝手な思い込みで従軍慰安婦の方は、昔の日本人女性を象徴するような「黙って耐える」おとなしいイメージを持っていたのですが、宋さんは違いました。

お話をユーモラスで、講演の際にも来場者を笑わせるような元気な関西人といった方でした。(※関西の方ではないです。)

この映像で一番印象的だったのは、宋さんが中学生の前で講演をしているときの映像。
宋さんが、涙を流す前に涙があふれてきました。
そして、会場から逃げ出したくなりました。
それは、従軍慰安婦のなされてきた行為が、あまりに残虐であるというようなことではなく。
見つめたくない自分と向き合った瞬間のような…。
そんな感じでした。

このドキュメンタリーは、従軍慰安婦であった方が国に対して訴訟をした、その裏側がどのようなものであったかを伝えるものであったと認識しています。
しかしながら、私にとっては、そのようなことを知った作品という以上に、向き合いたくない自分の中の部分が存在するということを知る作品であったように思います。

2007/12/01 (Sat) 00:13
潔く柔く

いくえみ綾さんのマンガです。
現在全5巻出ています。

でも、短編でも長編でもなくACTという区切りで、2,3回の掲載で一セットになってます。

本日、本屋に行って無性に少女マンガが読みたくなって、でも連載はヤだったので、これを買いましたー。

久々に少女マンガっぽい少女マンガ買いました。
そして、読みました。

1巻は、2ACTs収録されてて、ひとつは、気になる男の子と付き合うことになるんだけど、他に好きな人が出現してしまう話。

もーいっこは、おさななじみとの関係の話。

いくえみ綾さんのマンガはなんか、少女マンガ特有の「ありえないでしょ?そんなにうまくいくの」とかいうのがなくってスキです。
現実に近い感じが。

他には「カズン」を1巻だけ読みました。
これも現実的。
全然かわいくない女の子のハナシ。

おさななじみの話をよんで、「ご近所物語」が読みたくなりましたー。
矢沢あい漫画は、実家から厳選して一人暮らしに持参しています。
「ご近所」と「天使なんかじゃない」は必須ですね。

と、急に漫画が読みたくなって、こーしてブログを書いてて気づいたのは、私は少女マンガで「恋愛」してたのかもってことです(笑)

女の子は多少ながらに、そんなとこがあるのかもしれないですが、私はとりわけそんな気がしましたー。

現実でもすべきですね。

| ホーム |

 BLOG TOP