柳楽優弥さん主演で映画にもなった「風味絶佳」を収録している山田詠美さんの短編小説集が、単行本になっていたので、思わず買っちゃいました。
装丁が好きです♪

て書いて気づいたけど、文庫本と装丁違う!
全6篇収録
「間食」、「夕餉」、「風味絶佳」、「海の庭」、「アトリエ」、「春眠」
どの作品にも、肉体技術を職業としている方が出てきているトコロが特徴。
土方、ゴミ収拾員、GSマン、引っ越し屋、下水処理員、火葬場職員
(最後のは、少し違うかも…)
山田さんの作品は、「ぼくは勉強ができない」「A to Z」「放課後の音符」「熱帯安楽椅子」「姫君」「24.7」「色彩の息子」「ラビット病」「チューイングガム」と挙げてみると結構読んでますが、今回のも良かったですwww
以下は、「風味絶佳」個々書評。
「間食」
1人の女性と生活しているが、外にも彼女がいるという男性の話。
山田さんの描く登場人物は、現実にいそうなんですが、独特。
この「間食」に出てくる“寺内”という人物がおもしろかったです。
「夕餉」
料理で恋人の体を作り上げるのに喜びを感じる不倫妻の話。
人の隠そうとしている格好悪いところを、さらっと書いてす。
わたしは、こーいうところで“山田中毒”です。
「風味絶佳」
本のタイトルになっている作品。
この本に収録されている作品で、一番POPで親しみやすいものだと思います。
作中出てくる世の中の常識でなく、自分の常識に基づいて生きているグランマという方の生き方に憧れます。恋人って必需品かぁ…。
「海の庭」
離婚した母が、実家で初恋をやり直す。それを見ている娘の視点から書いた話。
その子が母親の初恋の人に、気持ちを抱いているのですが、こーいう気持ちってあるよなーと感じました。
「アトリエ」
思い切り、人に頼らないと生きていけないような人物を描いた作品。
私は、この手の山田さんの作品は好きになれません。
きっと、この手の人間が好きではないとともに、羨ましいんだと思います。
「春眠」
好きな人が父親と結婚して、家族になってしまうという話。
主人公が自分に似ているなと、感じた。
格好悪い自分と周囲との間を生めるために体裁を整えようとするとこ。
ある程度みなさんこのような格好悪さは経験したことがあるのでは、ないのでしょうか。
これを見て、気になったのがあればどこの書店でも今、文庫本を置いているので、そこだけ立ち読みっていうのもよいかもです。というのも、一気読みというより、一日一編ずつっていうのが向いている本なのでは?と思うからです♪
キャラメルを食べた後のような感覚に浸れます。
ちなみに、私は最近この本を読んだ影響で「森永ミルクキャラメル」中毒です(笑)
テーマ : ★★おすすめ♪★★ - ジャンル : ブログ