2008/06/22 (Sun) 13:17
ぼくの靴音

拝啓 

堂本剛様

雨の多い梅雨の季節、いかがおすごしでしょうか。
きっと、仕事でお忙しい日々をお過ごしのことと思います。

私は、小学校5年生のとき、ブラウン管の中の貴方を見て、好きになりました。
小学校のころは、貴方の唄う歌ばかりを聴き、貴方の唄い方が好きで、
貴方の真似をしてよく唄ったものです。

それから月日が経ち、いろいろなものに出会い、貴方へ熱中することがなくなっていました。

そして、最近悩みと名づけようもない混沌の中で、私はふと貴方の雑誌でのインタビュー記事を読みました。

生きる意味が見つからないと、考えていた中で、以前買った貴方の本「ぼくの靴音」をふと手に取りました。

なぜか涙があふれました。
生きる意味を、ひとつ見つけられました。

こうであるべき自分と、本当の自分との葛藤を、コトバにして人に見られるのは時に恥ずかしく感じてしまうものですが、それをしてきた貴方の姿を文章から感じ取りました。

これを読んで、本当に救われました。
すごくいいタイミングだったんだと、いやきっとここ(この本の中)に答えがあると、感じたんだと思います。
私が、なぜ貴方を好きなのかもわかりました。
心のそこから、有難うございます。

今日も、貴方のコトバが音楽が誰かの支えになってくれればな、ということを願って。

敬具

P.S. 頑張りすぎてお体をこわされぬよう、お体にお気をつけて。

2008/06/11 (Wed) 22:49
風味絶佳

柳楽優弥さん主演で映画にもなった「風味絶佳」を収録している山田詠美さんの短編小説集が、単行本になっていたので、思わず買っちゃいました。
装丁が好きです♪

風味絶佳


て書いて気づいたけど、文庫本と装丁違う!

全6篇収録
「間食」、「夕餉」、「風味絶佳」、「海の庭」、「アトリエ」、「春眠」

どの作品にも、肉体技術を職業としている方が出てきているトコロが特徴。
土方、ゴミ収拾員、GSマン、引っ越し屋、下水処理員、火葬場職員
(最後のは、少し違うかも…)

山田さんの作品は、「ぼくは勉強ができない」「A to Z」「放課後の音符」「熱帯安楽椅子」「姫君」「24.7」「色彩の息子」「ラビット病」「チューイングガム」と挙げてみると結構読んでますが、今回のも良かったですwww


以下は、「風味絶佳」個々書評。


「間食」
1人の女性と生活しているが、外にも彼女がいるという男性の話。
山田さんの描く登場人物は、現実にいそうなんですが、独特。
この「間食」に出てくる“寺内”という人物がおもしろかったです。

「夕餉」
料理で恋人の体を作り上げるのに喜びを感じる不倫妻の話。
人の隠そうとしている格好悪いところを、さらっと書いてす。
わたしは、こーいうところで“山田中毒”です。

「風味絶佳」
本のタイトルになっている作品。
この本に収録されている作品で、一番POPで親しみやすいものだと思います。
作中出てくる世の中の常識でなく、自分の常識に基づいて生きているグランマという方の生き方に憧れます。恋人って必需品かぁ…。

「海の庭」
離婚した母が、実家で初恋をやり直す。それを見ている娘の視点から書いた話。
その子が母親の初恋の人に、気持ちを抱いているのですが、こーいう気持ちってあるよなーと感じました。

「アトリエ」
思い切り、人に頼らないと生きていけないような人物を描いた作品。
私は、この手の山田さんの作品は好きになれません。
きっと、この手の人間が好きではないとともに、羨ましいんだと思います。

「春眠」
好きな人が父親と結婚して、家族になってしまうという話。
主人公が自分に似ているなと、感じた。
格好悪い自分と周囲との間を生めるために体裁を整えようとするとこ。
ある程度みなさんこのような格好悪さは経験したことがあるのでは、ないのでしょうか。


これを見て、気になったのがあればどこの書店でも今、文庫本を置いているので、そこだけ立ち読みっていうのもよいかもです。というのも、一気読みというより、一日一編ずつっていうのが向いている本なのでは?と思うからです♪
キャラメルを食べた後のような感覚に浸れます。
ちなみに、私は最近この本を読んだ影響で「森永ミルクキャラメル」中毒です(笑)

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2008/05/05 (Mon) 14:10
人は見た目が9割

人は見た目が9割

竹内一郎著 新潮新書 2005

私は、ベストセラーを、その流行が過ぎてから読むクセがあります。
今回も。

タイトルから想像していたのは、人は見た目で判断されているから、服装、表情、手振りなどをきちんとしなければなりませんよ、っていう内容。

読んでみて、身なりを含む、顔つき、仕草、目つき、臭い、色、温度、距離などが人と人とのコミュニケーションにおいて、どれだけの割合を占めているのかという内容でした。
心理学の研究で、「人が伝達する情報において、言葉が占める割合は7%」というところからつけられたタイトル。

本書は、漫画家、演劇の演出家を行ってきた著者の経験と心理学に基づいて書かれたものです。

一言でいうと、「へぇー、ほぉー」という立ち読み系。

可愛い女の子になる方法、なんてのも書いてある。
To know is one thing, to do is another.
知るは易き、するは難し。
そぉーんなん、できません。。。って感じでした(笑)

人間観察が、おもしろくなる本。

2008/04/30 (Wed) 07:29
B型自分の解説書

著者 Jamais Jamais 発行 文芸社

「血液型何型??」
「B型です。」
「あー、B型ね。(笑)」

よく言われますねー。ね、B型の皆さん!!(笑)
本屋行って、ふと平積みにされていて、目にとまった本。
立ち読みして楽しむ本だと思うんですが、面白くて、あと1 billeだったんで、購入♪
家で一人で読んで、声に出して笑ってしまいました。キモし。

いやぁ、あたってる、あたってないのチェック形式になっているんですが、まぁー98パーセントくらい○(笑)

主語がないとか、話が飛ぶとか、脳みそが痛くなるとか、腹たったら、モノ投げるとか、まわりがヤル気ないと、がぜんヤル気でるとか、カバンが重いとか、一人がすき、でも淋しがりとか、我慢できない限度を超えても我慢するとか、人と一緒はやだとか、道で野良猫とかハト見るとうずうずしてくる。→もうおさえられない、「わぁ!って追っかけちゃう」とか、語り草になる「ありえない」実話をもってるとか、あまり人になつかないけど、なつくと、とことんとか、いい歳こいてお風呂で水鉄砲とかして遊んでみるとか(笑)

これが7つの項目に分類されて載ってます。
この著者、なぜにこんなに分かるんだろ…。
すごいっす。

って、こんなん占いと一緒で誰でもある程度当てはまるだろー、とか思うと思いますが(私も思いますが)、そんな考え超えて、おもしろい。
ただ、本のオチは残念。

私の家族は全員B型で、高校3年のときのクラスにはやたらB型が多かった…。わけなんですが。
その中のB型な友達の一人におととい会って、ネタでその本を持っていったら、B型な彼女は就活で福岡まで来ていただけなのに、日帰りなのに、その本を持って来てたってゆー(笑)
二人して、同じ本持ってるとか、キモイですね。
しかも、スタバで。


ちなみに、「A型自分の解説書」もあるらしーです。

以上、思わず買っちゃった本でしたー♪

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2008/02/03 (Sun) 22:07
『ことばの起源――猿の毛づくろい、人のゴシップ』

ことばの起源


ロビン・ダンバー著 方英社、1998

レポートの参考として、本の一部のみを読んだ。

ことばの起源というタイトルから、ことばの発生のルーツのことか!?と思いきや、霊長類である人間が、なぜことばを発達させる必要があったのか?ということを人類学者であるダンバーが根拠を示して答えている本。

ダンバーは、社会的世界で他の個体をどう扱うかに関して発揮する能力を、その個体が属する社会環境の複雑さに応じて進化させてきたという「社会脳」仮説を、哺乳類のみが持つ大脳皮質のなかの新皮質の大きさと、個体が属する群れの規模が相関関係にあることから、証明した。
どういうことかというと、例えば人が他の人の行動を推測し、行動しているが、その能力は、進化論でいう動物の種の進化に伴って進化している。そして種の進化の過程において、動物の社会的規模は拡大しており、人が他の人の行動を推測する際に用いる脳の部分の大きさと比例している。したがって、「社会脳」仮説は成り立つというわけである。

興味深かったのが、本書のタイトルにもなっている「ことばの起源」の話。

一般的に、言葉は、牧畜から狩猟へとその生活の糧を変化させてきた人類が、そのコミュニケーションのために進化させてきた、といわれている。しかし、ダンバーは、猿の毛づくろいが社会的な関係を成り立たせるための行為であるのを引き合いに出して、人間は、それより大きな規模の社会に生きているため、その時間を縮めるために、ことばを発達させてきたという意見。つまり、言葉は、もともと手段ではなく、目的として発達したってことですね。

この「ことばの起源」のところは、科学的に証明というより、論理的に成立という感じなのですが、本書を読んでいて快かったのは、頭に浮かぶ疑問を、著者が順序よく解いてくれる点。

根拠を示して、論を成り立たせるというのは、結構骨の折れる作業であり、しばしばそれを曖昧にしている本も多いように思われますが、本書は、それをきちんとやっている点がよかったです。

当たり前のようですが、なかなか難しいこと。

ただ、ことばの起源については、少なくとも私の読んだ章では、論拠は明示されていませんでした。
きっと後半にあることを願います。
時間の関係上、そのときは全部読むことは出来ませんでしたが、今度全部読んでみたいなと思う本でした。

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